FAT32にコンバードできない
A:(延さん)
皆さん結構それで苦労されているようですね。私も根本の原因は分からないのですが、なんかDOSのプログラムでも動いているのですかね。Windowsになって全く考えなくてよくなったコンベンショナルメモリの問題がまた出てくるなんて。
ただこのエラーをなくし、実際にコンバートができるようにする方法は分かっているので安心して下さい。
Q:(一郎兄さん)
さすがのぶさん、助かるね。
A:(延さん)
とにかくコンベンショナルメモリを使っているものを外せばいいのです。外しても動作には問題ないようですね。実際に行うのは、Config.sysというファイルとAutoexec.batというファイルに記述してある、いくつかの行を削除すればいいのですが、コンバートを行ったあと、元に戻したいので、「削除」では、「コメントアウト」にします。
Q:(貴子)
コメントアウトって何?
A:(延さん)
コメントアウトというのは、ある記述を、削除せずに無効にする方法だよ。Config.sysファイルやAutoexec.batファイルなどの場合は、「REM」という文字を行の先頭に記述するだけ、その行が無効になります。有効にするにはこの「REM」を削除すればいいだけです。この2つのファイルは起動ドライブのルートディレクトリにあります。
しかしいちいち起動ドライブのルートにいって、このファイルをメモ帳などで開かなくても、システムエディタというツールを使えば、簡単にこれらのファイルを編集することができます。更にWindows98になってもっと簡易は方法が用意されました。
それは「システム設定ユーティリティ」というツールで、正規の起動方法は、「スタートメニュー」->「プログラム」->「アクセサリ」->「システムツール」->「システム情報」で、「Microsoftシステム情報」というツールを起動します。更にこのツールのメニュー「ツール」->「システム設定ユーティリティ」で起動します。
Q:(あきつぐ)
やけに面倒くさいね。
A:(延さん)
確かに! そこでもう少し簡単な起動方法を教えましょう。
「スタートメニュー」->「ファイル名を指定して実行(R)」を選択します。
ここで「msconfig」とタイプして「OK」。
これでシステム設定ユーティリティが起動します。簡単でしょ。そして「config.sys」タブを選択します。
ここで下図のように、「devicehigh」で始まっている6行のチェックをはずします。
もしかしたら最後の2行(「DOS=HIGH,UMB」「LASTDRIVE=Z」の2行)はない人もいるかもしれません。その場合は特に気にする必要はないかと思いますが、もしこの修正だけで、うまくいかなかったら、この2行を新規で作成して、チェックしてください。
次に「Autoexec.bat」タブを選択します。
ここでは、「loadhigh」で始まる行だけ、チェックを外します。
これで「OK」をクリックし、Windowsを再起動します。以上で終了です。無事FAT32コンバートが完了したら、元に戻して下さい。ただし「DOS=HIGH,UMB」と「LASTDRIVE=Z」の2行を加えた場合は、この2行に関してはそのままにしておいた方がいいと思います。
わかりましたか、皆さん!
Q:(初心者の皆さん)
ハーイ。